コラム|桶川市加納で歯科をお探しの方はふちがみ歯科医院まで

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歯間ケアが予防のカギ!デンタルフロスを使っていますか?〜Floss or Die~

こんにちは。
桶川市の「ふちがみ歯科医院」です。
 
今回は歯間ケアの重要性についてお伝えいたします。
 
皆さんは「Floss or Die」(フロス オア ダイ)という言葉をご存じでしょうか?
 
直訳すると「フロスをするか死ぬか」という意味になるため、誇張されたような表現だと思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
しかし、この言葉は1997年にアメリカの歯周病学会が発表したスローガンで、「デンタルフロスを使って歯周病を予防しましょう」という強いメッセージが込められています。
 
 

「歯間ケア」が分かれ道!一生涯健康的な生活を送るためには

歯周病は歯垢(プラーク)の蓄積により、歯ぐきや歯周組織が細菌に感染し炎症する病気です。
放置していると、周りの歯周組織まで悪影響を及ぼし、最終的に歯が抜け落ちます。
 
また、歯周病は全身の健康に影響を与えることがわかっています。
たとえば糖尿病や心臓病、誤嚥性肺炎、脳卒中など、さまざまな疾患の要因やリスクになります。
 
では、どのように歯周病を予防すればよいのでしょうか?
 
カギとなるのは、歯垢の除去(プラークコントロール)です。
特に、歯と歯の間は歯垢が残りやすく、歯ブラシが届きにくい場所です。
実際に歯ブラシ1本だけの歯磨きだと、6割程度しか歯垢を落とすことができません。
 
一方で、歯ブラシと歯間ケアアイテムを併用すると、8〜9割近くの汚れや歯垢を落とせることが明らかになっています。
(出典:公益財団法人ライオン歯科衛生研究所 「歯と歯の間のケア方法」より)
 
日ごろ、歯磨きを歯ブラシ1本だけで行っている方は、デンタルフロスや歯間ブラシなどを取り入れてみてください。
 
 

効果的な歯間ケアで歯周病を予防しましょう

まず、毎食後の歯磨きに加えて、歯間ケアは少なくとも1日1回以上行いましょう。
 
自分ですることが難しいお子さんには、保護者の方が行ってあげてください。
 
歯間ケアアイテムには、デンタルフロスや歯間ブラシなどがあります。
アイテムの選び方や使用方法がわからない場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。
 
また、歯間ケアは歯磨きの「前」に行うことが効果的であるといわれています。
 
米国歯周学会が発行する「Journal of Periodontology」によると、歯磨きの前にデンタルフロスを行ったグループの被験者の方が、そうでなかったグループに比べて、大幅に歯垢の量が減少したという研究も発表されています。
ある大手歯材メーカーの調査によると、日本でのデンタルフロスの普及率はまだ2割程度とのことです。
 
一方で、予防歯科が浸透している欧米では半数以上がデンタルフロスを使用しています。
そして、オーラルケアの方法についても歯科医院で学ぶことが一般的です。
 
このような背景もあり、予防歯科先進国のスウェーデンでは、人々の歯の寿命が長いということが明らかになっています。
 
年代ごとに残存する歯の本数を日本とスウェーデンで比較したところ、
日本では残存する歯が70歳代で平均18.9本であるのに対し、スウェーデンでは平均22.5本、
80歳代では日本が平均13本であるのに対し、スウェーデンでは平均21.1本でした。
 
さらに、前述した大手歯材メーカーによると、デンタルフロスや歯間ブラシを使ったオーラルケアを歯科医院で学んだことがある人は、日本が36.5%であるのに対し、スウェーデンは72.5%でした。
 
このように、歯科医院は治療だけでなく「予防歯科」を行う場所へ変わりつつあります。
 
 
【ふちがみ歯科医院】では、歯間清掃の正しい方法など、ご自宅でのケアについてもお気軽にご相談いただけます。
 
丁寧にオーラルケアを行って、一生涯付き合う歯を大切にしていきましょう。

 


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