コラムCOLUMN
インプラント治療のリスクとは?安全性の高い治療を行うためにできる対策
こんにちは。
桶川市の「ふちがみ歯科医院」です。
インプラントは、歯を失った方でも、しっかり噛める歯を取り戻せる歯科治療です。
けれども、インプラント治療には、いくつかのリスクが存在しているのが現状です。
今回は、インプラント治療を行う際のリスクにはどのようなものがあるのか、また、そのリスクに対する「当院の対策」をご説明いたします。
インプラント治療に関連するリスクとは?
インプラント治療を始める前に、どのようなリスクがあるのかをしっかり知っておきましょう。
【リスク1】インプラント手術時のトラブル
インプラント治療で一番注意したいのが「インプラント手術に際するトラブル」です。
インプラントは、顎の骨に人工歯根となるインプラント体(フィクスチャー)埋め込みし、それを強固な固定源として上部構造(かぶせもの)を装着することで、自分の歯のようにしっかり噛むことができる歯を取り戻すことができる治療方法です。
そのため、外科的な治療「インプラント埋入手術」を避けて通れません。
インプラントでは、インプラント埋入手術や骨造成手術など外科処置を「安全」に行うことが最も重要になります。
当院では、全症例でCT検査を行い、顎の骨の形や量、異物の有無、そして、下顎の骨のなかにある下歯槽神経の走行(位置)や、上顎では、上顎洞の形態や炎症、嚢胞(ポリープ)の有無などを確認した上で、適正なインプラントの埋入位置とサイズ、埋入本数を決定し手術治療を行っております。
当院では、特にインプラント治療においては、術前検査を重視して診察を行い、手術前に十分なシミュレーションを行うことで、手術時のトラブルを未然に防ぐよう努めております。
【リスク2】メインテナンス期のトラブル
インプラントの治療後、一番注意したいのが「インプラント周囲炎」です。
インプラントは、むし歯になることはありません。
しかし、メインテナンスが不足すると歯周病に似た症状の「インプラント周囲炎」にかかってしまうことがあります。
「インプラント周囲炎」は、歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスを使ったセルフケアや歯科での定期的なメインテナンスによって予防することが可能ですが、磨き残しが持続して、お口の中が不衛生になってしまうと、細菌が増殖し、インプラントと歯ぐき(≒歯周ポケット)の間に入り込み歯ぐきの腫れや出血を引き起こします。
病状が悪化すると、インプラントの支えとなっている顎の骨が炎症を起こして、破壊され、膿が出たり、最終的にはインプラントがグラついたり外れてしまうこともあります。
「インプラント周囲疾患」を予防するためには、日々のセルフケアが大切になりますが、自分ではなかなか気づくことのできない磨き残しの場所やその清掃方法を歯科医院で確認したり、普段の歯磨きでは取れなくなってしまった汚れを定期的にプロフェッショナルケア(PMTC)することも重要です。
また、インプラントのかぶせものは、小さなネジを使用してインプラント体(人工歯根)と固定されているため、ネジのゆるみが生じてないかを定期的に確認することもトラブルを未然に防ぐために重要です。
当院では、インプラント治療を行った場所だけではなく、ご自身の歯のセルフケアの状態を定期的に確認し、磨き残しがある場所は清掃方法をお伝えすることで治療後のトラブルを未然に防ぎ、末永く快適なお口の状態が維持できるように努めております。
(参考:厚生労働省「歯科インプラント治療のためのQ&A」p.10⑥インプラント治療でのメインテナンスの重要性について) >
桶川市加納の「ふちがみ歯科医院」では、しっかり噛めて快適な食生活を末永く送っていただけるように、インプラント治療の術前検査から治療後のメインテナンスまで安心・安全な診療を行えるよう心掛けております。
大学附属病院での様々なインプラント治療の経験がある、日本口腔インプラント学会の専門医・指導医である院長が、地域の皆さんのインプラント生活をサポートしますので、インプラントをお考えの方は、お気軽にご相談ください。