こんにちは。
桶川市の「ふちがみ歯科医院」です。

複数の歯を失い噛みづらくなってしまった方や総入れ歯を使用されている方に、一度の治療で４本のインプラントを埋め込みし、かぶせ物治療まで行う「All-on-4（オールオンフォー）」という方法があります。
本記事ではこの治療法のメリットとデメリットについて解説します。

インプラントAll-on-4（オールオン4）とは？

「All-on-4（オールオン4）」とは、失ってしまった歯に1本ずつインプラントを埋め込みするのではなく、前歯、奥歯それぞれに左右１本づつ、4本のインプラントの埋め込みを一度に行い、上部構造と呼ばれるかぶせ物をインプラントに装着することで、合計12本（または10本）の歯を回復させる治療法です。

骨の状態により、手術当日にかぶせもの治療まで行うことが可能です。

インプラントAll-on-4（オールオン4）のメリット

インプラントAll-on-4のメリットには、以下の3点が挙げられます。

身体的負担、経済的負担を抑えられる

インプラントAll-on-4の1つ目のメリットは、身体的負担を抑えられることです。
複数の歯を失った場合、1本ずつインプラントを埋め込もうとすれば、その分だけあごの骨に穴を開ける手術が必要になり、その分体の負担は大きくなります。
All-on-4では、生体力学的に必要最小限のインプラント（４本）により治療を行うため、手術による身体的負担を抑えることができます。
また、あごの骨が薄く、一般的に骨造成（骨を再生させる治療）が必要とされる場合でも、All-on-4では、骨を最大限に活かすことにより骨造成を回避することができるため身体的負担を抑えることができます。
費用面では、手術を行うインプラント本数を少なくできるため、１本づつ治療を行う方法や骨造成を行う治療と比較して経済的負担が抑えられるメリットがあります。

治療期間を短くできる

インプラントAll-on-4の2つ目のメリットは、治療期間を短くできることです。
一般的なインプラント治療では、インプラントを顎の骨に埋め込みした後、一定期間力をかけない状態で骨と結合するまで待つ必要があります（約２～６か月）。
その後、インプラントのかぶせもの治療を行い、噛める状態になります。

しかし、All-on-4では早ければ手術当日にかぶせもの治療を行うことが可能です。

日常的な取り外しの必要がなく、しっかり噛める

インプラントAll-on-4の3つ目のメリットは、しっかり噛めることです。
インプラントAll-on-4は、入れ歯のように取り外して使用するものではなく、インプラントに専用のかぶせもの（上部構造）を固定することで、元々あった自分の歯のようにしっかりと噛みしめることができます。良く噛めることは、食事を楽しむことや栄養をしっかりとること、また、脳の活性化や心の健康にもつながります。

インプラントAll-on-4（オールオン4）のデメリット

インプラントAll-on-4のデメリットは以下の2点が挙げられます。

骨の状態により治療できない場合がある

インプラントAll-on-4は、すべての人に適応できる方法ではなく、お口の状態や骨の状態により別の治療法を選択しなければならない場合があります。
まずは、現在のお口の状態と骨の状態の検査を行い、治療の適否を診断する必要があります。

保険適用治療と比較して費用が高額になる

インプラントAll-on-4の2つ目のデメリットは、健康保険が適用されないため費用が高額になることです。
インプラント治療は全般的に保険適用外になりますが、多数の歯を治療する場合には、経済的負担が大きくなることがデメリットになります。

インプラントAll-on-4ならふちがみ歯科で

当院ではAll-on-4など特殊性の高いインプラント治療を専門医が担当いたします。

自分の歯があった時のように食事をしたい、会話を楽しみたい、入れ歯をいれたくない、様々なご希望やお悩みに対応いたしますので、是非、ご相談ください。

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